ここでは、私がまだ大学生だった頃、サークルの新入生たちに配った写真の学習会の資料を、再編集して載っけていきたいと思っています。わたしの知識もそのころとあまり変わっていないと思いますので、変な所も有ると思いますがあまりに気にしないでください。ではどうぞお入りください。あと質問などありましたら、フリーページでもメールででも質問してくださいな。では改めてどうぞお入りください。
カメラを機械的に分けると
●シャッターでわけるカメラの種類 (6月25日)
●暗箱部でわけるカメラの種類 (8月28日)
カメラを機能的に分けると (2000/8/28)
●ピント合わせでわけるカメラの種類 (2000/11/7)
●露出計わけるカメラの種類 (2000/11/9)
●露出計 入射光式 反射光式 (2000/11/30)
●巻き上げ部分で分けると (2001/8/21)
●カメラの種類のまとめ (2001/10/02)
レンズについて
●はじめに (2001/10/02)
最近カメラといえばAPSやデジタルカメラがかなり普及してきました。とはいえ以前の35oフィルムを使うコンパクトカメラも結構まだ使われています。写真が写真館で撮るものから、自分たちで撮るもの、金持ちの趣味から、一般人でもできる趣味に変えたのが、『写るんです』等使い切りカメラでした。(最初はレンズ付フィルムとしていたからカメラではないという説もある) 一時期カメラといえば重くてごく一部のお父さんか、カメラマンではないと使えないという時代がありました。その昔は小学校の遠足とかには必ずと言っていいほどカメラマンが付いてきたものです。しかし、今では生徒自体がカメラを持って写真を撮っているというのは、当たり前の風景になってきています。ここではまず『写るんです』を使いながら、こういうカメラだってちゃんとカメラの要素を持っているんだということを概念的に説明していきたいと思います。
まずものがどのように見えるのかということからはじめます。太陽や電球の光が物に当たって、その跳ね返った光が目に入って、それで見えているということは皆さん知っていますよね。その目の代わりをするのがカメラの場合レンズの役目です。目の場合には、網膜に像を結びますが、カメラの場合はフィルム面に像を結ばせます。したがってカメラは被写体に当たって跳ね返ってきた光を、レンズで取り入れ、そしてその光をフィルム面に記録させるのが役割です。とりあえず何があったらカメラと呼べるものになるでしょうか。カメラの要素といえるもの、つまりカメラとしてなくてはならない物とはいったいなんでしょう。7つありますので考えてみましょう。
@ シャッター A レンズ B 絞り C ファインダー
レンズシャッター 見てのとおり 固定絞りが付いている 一応付いてます
D 暗箱部 E 感光剤(フィルム) F ピント合わせ
見えないが付いています モチロンあります 固定焦点
『写るんです』の場合は固定というものが多いのですが、この全てがあります。どうですか皆さんのカメラにはこの種類のもの全部が付いていますか。皆さんのカメラにはこのような要素がないもがありますか。この要素がそろっていればあなたのその機械も立派なカメラです。これからもたくさん写真を撮って、カメラをブラックボックスにしないで、中身を分かってあげてこれは何をしている部分だということを分かってあげて、カメラとして使ってあげてください。カメラの種類にはどういうものがあるか。
さてカメラというものはいろいろなものの組み合わせでできているということは、お分かりになられたでしょうか。カメラがむかしむかしから発達してきて、いろいろと改良に改良が重ねられ、そして新しい発見とともに進化してきているわけなのですが、どの段階でも7大要素のうちの一つも欠けていないわけです。その過程では、今あるEOSのようなカメラになる前に、いろいろな種類のカメラを作ってきました。7大要素のすべてにおいて、いろいろな種類のものがあるのですが、ここでは他と重ならないファインダー、シャッター、暗箱部、ピント合わせのうち、まずファインダーから取り上げます。

フィルム面と同じ一にピント合わせのすり硝子を入れるタイプの大型カメラ。撮影の際はピント硝子とフィルムのはいったホルダーと交換する。
レンズの後部に反射鏡を設け、反射した光をファインダーに導きピント合わせのできるカメラ。略してレフカメラという。
一眼レフカメラは撮影用レンズによる像をピントあわせに使っているが、ピント合わせ用のレンズを撮影用の上方に別に設けたもので、主としてブローニー判(120・220) タイプのフィルムを使うものに多い。
レンズとフィルムのあいだに反射鏡を設け、光をファインダーに導入するもので、とくにファインダーに五角形のプリズムを設けて像を正立にしたものをペンタゴナル・ダハ式又はペンタプリズム式等と呼ぶ。 シャッターと反射鏡とを共用したものを特にミラーシャッターと呼ぶこともある。
現在ではほとんどのコンパクトカメラがこの方式である。レンズから入った光はそのままフィルムに行き、目で確認することはできない。またファインダーからのぞいた画面とフィルムに写る画面が違う「パララックス」というものが避けて通れない。しかし、カメラの構造を簡単にすることができ、なおかつ軽量化にもつながるのでカメラというものの普及には役立ちつづけている。
三角測量の応用の距離計でむかしは距離を測って、それをレンズについている目盛りに合わせてレンズのピントを合わせました。その距離計をカメラ内部に組み入れ、ピント調節のためのレンズ繰り出し量を、距離計でピント合わせる事によって自動的にレンズのピントも合わせてくれる機能を内蔵したカメラです。
判があったらそのような種類のカメラがあるということを頭の隅にでも入れておいて下さい。
アドバンスド・フォト・システム (ADVANCED PHOTO SYSTEM) というフィルムの規格を採用したカメラ。フィルムがカートリッジの中に入っており、フォルム交換の時のミスが起こりにくいようになっている。最近の「写るんです」系統の使い切りカメラや、コンパクトカメラ等の主流になりつつある。一部ではあるが、ペンタプリズム式一眼レフレックスカメラも発売されている。また撮影したときの情報をフィルムに記録できるようなっている機種もある。ただフィルム面が35ミリフィルムに比べると若干小さい。
ライツ社が映画用のフィルムを使うカメラを製品化したのが、35ミリカメラの歴史の始まりと言われています。この形のものにフォーカルプレーンシャッター* をつけたものを35ミリフォーカルプレーンカメラという。レンズまたはレンズの直後にシャッターをつけたものをそれぞれ35ミリレンズシャッターカメラ、35ミリビハインドシャッターカメラという。 サイズは映画用の二倍で、普通ハーフと言われるものが、映画と同じフィルムの使い方である。
*シャッターのところを参照
画面サイズが35ミリカメラの半分のカメラ。レンズシャッター・フォーカルプレーン等シャッターもいろいろある。また一眼レフ式もある。
映画用の16ミリフィルムを使ったカメラ。超小型でスパイカメラと呼ばれるものがある。 カートリッジカメラ パトローネを入れるカメラと異なり、カートリッジをカメラに入れる方式のカメラ。 そのフィルムサイズから、110・126タイプと俗称される。利点としてはフィルムに直接は触れない構造となっているので、フィルムの出し入れの際のミスが起こりにくいと いうことです。
35ミリカメラより大きいサイズのフィルムを使うカメラ。ブローニーフィルム(120・220) を使うものにはその画面サイズに近い6×6(ロクロク)、6×7(ロクナナ)、6×9(ロクキュウ)、6×4.5(ロクヨンゴ) というpの長さを俗称するものが多い。この種のカメラには一眼レフ式が多い。

羽または幕等を使い、フィルムに露光する時間を調節するもの。レンズの中にあるものがレンズシャッター、フィルムの直前にあるのがフォーカルプレーンシャッター、その他種々な方式があります。フォーカルプレーン方式のカメラはレンズ交換できることが最大の特徴です。(最近はレンズ交換のできるレンズシャッターの機種も出ています) シャッターの一で種類で分けたのですが、この他にもシャッターの構造できな分け方として、メカニカルシャッターと電気(電子)シャッターという分け方があります。もちろん両方をよいところだけ組み合わせて使うカメラもあります。
シャッターの速度を機械機構で決める方式のカメラ(ギアの組み合わせだけで速度を決めていると思ってください)。
電気を使ってシャッター速度を調節できる方式のカメラがあります。電子シャッターとも呼ばれています。 電気シャッターはシャッタースピードが機械式に比べて正確で、製造上もギアやガバ ナーの複雑な組み立て作業が大幅に短縮され、省力化に役に立つことも見逃せない事実です。今の35ミリ一眼レフカメラはカメラはほとんどがこの電気シャッターを全面的に採用しています。ただし、電池がないとシャッターは全く動かないというのがほとんどです。
シャッター速度ダイヤルとカメラの接続部に表示されている。ストロボ撮影の際に、指示どおりにXにしないと発光しても写らないことがある。カメラによってはX表示の代わりに 表示や色で表示したものもある。
バルブ(B)
シャッター速度ダイヤルに表示してある。これに合わせるとシャッターボタンを押している間だけシャッターが開く。夜間撮影や、複写などの長時間露光のときに使われる。
今はほとんどがプラスチックおよび金属でできています。これといって、説明することがないので省きます。今みたいに引き延ばしという考えが昔はなかったために、ネガからの密着焼きで見るためには、ある程度の大きさがいるのでそれに合わせて、ネガも大きくなって暗箱部も大きくなりました。
ここまでは大体構造的なカメラの種類わけでしたが、まだまだカメラには数多くの種類があります。カメラ会社が一社あればその数だけカメラの種類があるといってもおかしくはないのです。その上その会社が5年に一回モデルチェンジをしたとしたら、膨大な数のカメラがこの世にあるのはそんなわけです。まずは今手元にあるカメラがどんなものかを自分で言えるようにしましょう。
カメラの機能にはいろいろな種類があります。最近のカメラは、フィルムを入れるだけでほとんど後は自動的にやってくれるようになってきましたが、その機能をひとつずつひもといていってみましょう。
まず手もにあるカメラの説明書にはこうかかれています。
モータードライブ内蔵35ミリフォーカルプレーンシャッターAF/AE一眼レフカメラ
前半のほうは機械的なことですので、後半の AF/AE のあたりをココでは説明します。
ピントを合わせると言うことは、レンズから入ってきた光を、フィルム面でちょうど像を結ぶようにレンズの位置を決定してやるということです。普通は被写体が近くにあればあるほど、レンズの前玉を繰り出さなければならず、ピントのメモリが細かいです。レンズのところで取り上げますが、50ミリとか300ミリとかいう焦点距離とはまた別です。
レンズ自体が固定され、ピントの合う位置が固定されています(だいたい1m〜∞)。一般的には、ココより先はどこまで遠くに行ってもピントが合うと いう無限遠という状態にセットされています。
ピント合わせを自分でやる方式のカメラ。固定焦点に比べて、レンズ自体を動かしてピントを決める設計になっています。単にマニュアルといって露出のほうのマニュアルと混同しやすいので注意。
シャッター押す(半押し含む)と同時に光などを利用して、自動的に焦点が会う方式。 ピント合わせの受光部に入ってきた光の微妙な角度を利用してピントを合わせる方式と、カメラから赤外線を出して、被写体に当たって戻ってくるまでの時間で、被写体までの距離を測る方式とが今のところあります。前者は三角測量をカメラ用に進化した形です。
写真をきれいに写すためには、フィルムにある一定量の光を当ててやらなくてはいけません。その光の量は、構造のところでやった、シャッターとか、絞りにて調整してやります。その調整するための値を出すのが露出計の役割です。
露出計にもいろいろ種類があって、入ってくる光の量自体を計る物(よくカメラマンとかがスタジオとか外でモデルの顔のそばで使っているやつです)。被写体にあたって跳ね返ってきた物を計るもの等、何種類かあります。実際カメラに組み込まれている物は、跳ね返ってきた光の量をを計るタイプで、反射式露出計といいます。
ここでは、露出計で分けることができないので、露出の決定の方式についてカメラの種類を分けます。
読んで字のごとく、露出を自分で決める方式です。「今日は晴れているから、絞りはいくつ」というような感じです。
反射式の露出計がカメラに内蔵されていて、針などがついていて、その値を見ながら、自分で絞りなどを決めていきます。
Automatic Exposure の略です。いままでのが、自分で絞りとか、シャッタースピードを合わせていたのを、ある程度カメラの方で自動的にやってくれる機能です。いまのカメラのほとんどがこの方式を採用しています。基本的には露出計内蔵式の自分で絞りなどを決める代わりに、カメラが勝手に、適正露出に合わせてくれるというカメラです。
AEの中にもいくつか種類があって、基本的な3つを説明します
絞りやシャッター速度の組み合わせが、明るさに応じて自動的に決まる方式。
絞りを先に決めると被写体の明るさによって、シャッター速度が自動的に決まる方式。撮影時に絞りの効果をメインに考えたときのモードです。バックや手前をハッキリさせたり、ぼかすことが出きる。露出時間が長くなりすぎると手ブレの恐れがあり、警告の表示の出るカメラもあります。
シャッタースピードをセットしておくと、絞り適正露出に自動的に調節される。スポーツの写真などの動きのある被写体をシャッター速度を高速にセットして的確に取ることができます。
露出計には入射光式と、反射光式とがあります。入射光式とは、被写体に対してあったて
いる光に対して、その光の強さを図るものです。反射光式とは、ほぼTTLと同じ露出の測
り方で、反射率18パーセントの物に対しては正しい値が出ます。またグレイカード
というものがあり、それを使うことによって反射光式でも正しい値を導くこともできます。
被写体の所にて直接被写体にぶつかる光の量を計りますので、正確に絞りとシャッタースピードの値を決定することができます。映画の撮影とかで役者さんの顔の前でなにやら計っているのがそうです。最近はデジタルで数値が表示されるもの、昔ながらの針で表示するものがあります。最近では映画用と兼用になっているものも多く、個人?で8o等を撮る際もつかっている人がいます。写真撮影では、ブツ撮影、複写では必需品です。できればモデル撮影にもほしいものです。
カメラに内蔵されている露出計はすべてこの種類のタイプになります。機能的には入射光式が被写体にぶつかる前の光を計るのに対し、反射光式はぶつかって帰ってきた光の量を計ります。ほとんどが、ぶつかった光の18%が帰ってくるように設定されています。(だいたい人間の肌がかえす光の量の平均がそれくらいだそうです)従って、18%以外の反射をする人・モノに対しては、正しい露出を出すことができません。その辺がカメラメーカーの苦労するところみたいでして、最初は真ん中辺を計るようにしたり、(通常撮影したい被写体が真ん中に来るので)、またいくつかに分割して、その中のどれが主な被写体かをカメラが自動(勝手に)判断して露出を決めるのもあります。この方式で正しい露出を得るためにはいかに被写体を反射率18%日がづけるかと言うことが重要になります。そのためのアイテムとしてグレイカードとかを使うのも露出を間違えないための一つの手です。 ちなみに、単体の反射露出計というのも実在します。
でカメラの種類を機能的に分けるとに話を強引に戻しますと、露出計の付いているカメラは反射光式露出計内蔵カメラという事になりましょうか・・・
2000年11月30日
これもあんまり本筋ではない寄り道です。
電動モーターを使い、フィルムを自動的に巻き上げ、1コマ撮影や1秒間に数コマの連続撮影ができる装置。巻き戻しやリモートコントロールできる機種もある。一眼レフカメラには着脱可能なものが多かったが、最近のは中級種以上には内蔵されていることが多い。
オートワインダーはモータードライブより巻き上げが遅く、最高でも1秒間に2から3コマ程度なもののことを言う。最近のコンパクトカメラにはほとんど内蔵されていて、普及型の一眼レフにも内蔵されています。
じっくり撮る際にはこちらのほうが向いています。また、練習して、早く巻き上げられるようになるのもよいでしょう。(1日千回シャッターを切る練習を一年間やればかなり速くなります。)
2001年8月21日
結果的にこのカメラの種類においては、自分の持っているカメラが、それぞれどのような構造、機能が付いていて、それぞれどのような働きをしているのかを分かってもらえれば最大です。一番そのカメラについて勉強しようとして分かりやすいのは、その説明書を読むことです。ある程度の機種だと、このカメラのこの機能はどのようなことができると作例写真と一緒に使い方まで書いてあるはずです。それが終わったら、次の段階に入って、その機能がどのようなことしているのかを、またその機能の問題点などを考えてみるのもよいでしょう。今後のカメラを買うときの選択のときで際も、これこれこんな機能の物がいいとわかっていれば、探すのも簡単です。感性だけで写真を撮るのもいいですが、ちゃんとカメラを分かってあげて使ってあげましょう。
2001年10月2日
撮影目的に適った交換レンズと一言に言っても、被写体分野をそれぞれ枠付けして区分できないと同様に、どのレンズがどのような被写体に敵しているかということも、それを明確に分担することはむずかしいものです。また、表現の多様化している今日、そのような方法や考え方で決めてしまうこと自体がナンセンスといえます。しかし、写真を始めて間もない人や、これから交換レンズを購入し作画に取り組むといった人には、さしあたって選択で迷ってしまう人が多いです。しかも数ミリきざみでラインアップされた広角レンズや、魅力のある望遠レンズ、バリエーションに富んだズームレンズ、魚眼、マクロなどの特殊レンズといったように1メーカーですら数十種もの交換レンズが市販されている現状では、いずれを選ぶかで迷って当然です。したがって、選択の便宜的な目安として、いちおう交換レンズを分類し、それぞれの交換レンズに敵した被写体選びの方向を探るのも、それほど無意味とばかりいえません。また、その時点で、レンズを揃える数や撮影での携行本数なども大体見当がつけられようになるだろうと思います。
2001年10月2日
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